「赤ちゃんのミルクを飲む量が少ない…」
新米パパ&ママの皆さん、不安に感じていませんか?
我が家の娘もそうでした。
粉ミルク缶に書かれているミルク摂取量によると、1~2ヶ月の赤ちゃんが飲む量は1回につき140ミリ前後。それを1日6回なので、トータル800ミリ以上飲む計算です。
対して娘は、1日あたりわずか500ミリ…。
「どうして飲まないの」「変な病気だったらどうしよう」と不安になりました。何が原因なのか、本を読んだり病院に聞いて対策を立てることに…。
その結果、適量のミルクを飲んでくれるようになりました。
我が家が取り組んだのは次の4つです。
- 哺乳びんを変えた
- ミルクの味を変えた
- ミルクの温度を変えた
- 抱く角度を変えた
この記事は、生後1ヶ月の赤ちゃんがミルクを飲んでくれる方法について解説しています。
・でも何を改善したらいいの?
というパパママはぜひ読んでください。
この記事の目次
生後1ヶ月の赤ちゃんがミルクを飲まない理由
生後1~2ヶ月の赤ちゃんのミルクが足りているかどうかは、次を目安にしましょう。
- 1日8回以上飲む
- 1日に3~8回うんちをする
- 1日平均18~30グラムの割合で体重が増えている
引用:最新!育児新百科より(ベネッセコーポレーション刊)
もしミルクが足りないかも?と思った方は、
次の4項目を見直すことをおすすめします。
- 哺乳びんのニプルを見直す
- ミルクの味を見直す
- ミルクの温度を見直す
- 飲ませるときの姿勢を見直す
哺乳びんのニプルを見直す
メーカーによって、ニプルの材質や形状は大きく異なります。例えばピジョンの「母乳実感」の場合、ニプルは無味無臭で耐久性の高いシリコンゴムを採用しています。
また、同じメーカーの哺乳びんでも、様々なニプルを取り揃えているものもあります。
主に次の3タイプに分けられます。
丸穴:ニプルの中央に穴が開いたタイプ。大きさの違うSMLが揃っていることが多い。
スリーカット:三方向に切れ込みが入ったタイプ。丸穴よりもミルクの量が出る。
クロスカット:十字の形に切れ込みが入ったタイプ。吸い方次第でミルクの量をコントロールできる。
哺乳びんを替えてもミルクの飲みが良くない場合、ニプルの形状もチェックしましょう。
ちなみにニプルを切り替える目安について、ピジョンの公式サイトでは次のように説明しています。
1回の授乳で、母乳と同じ10~15分(9ヵ月以上は5~10分)かけて飲むのが乳首選びのひとつの目安です。
ピジョン公式サイトより
ミルクの味を見直す
乳幼児用粉ミルクは国の「特別用途食品」に指定されています。
市販の粉ミルクは、その基準に従って作られているので、安心して赤ちゃんに与えることができます。
ただし原材料の配合割合はメーカーによって差があり、味もそれぞれ異なります。
赤ちゃんは、口当たりや飲みやすさの感じかたなど好みがそれぞれ違います。「このミルクじゃないと飲まない」とそっぽを向いたり、これまでは飲んでくれたのに、突然受け付けなくなるケースもあります。
ミルク選びについては、こちらの記事もどうぞ。市販の粉ミルク5種類を比較しました。
ミルクの温度を見直す
赤ちゃんが飲むミルクの温度も、調乳にかかせない大切なポイント。
粉を溶かすのはもちろん、滅菌作用も求められるからで、一般的に70度以上のお湯を注いで作ります。
じゃあ、これを何度まで冷ましたらいいのか?
赤ちゃんにミルクを与えるには、人肌である40度ぐらいが目安と言われています。
ただし、赤ちゃんによって温度の感じかたはそれぞれ。今よりも少し冷たいor温かいほうがミルクをよく飲んでくれるなど、ケースバイケースです。
また、夏場や冬場で体感温度が変わるので、環境にあわせてミルクの温度を調整することも必要です。
ミルクの飲みが良くないなら、いつもより湯冷ましの時間を早めたり遅めたりして、ミルクの温度を変えてみましょう。
時短で作るミルク調乳はこちらの記事を!
飲ませるときの姿勢を見直す
生後1~2ヶ月の頃は、まだ首が据わっていないので横抱きが基本です。片手で体を支えて、胸元に引き寄せます。このとき、頭は足よりも高い位置で。
ミルクを飲ませるときは、赤ちゃんのあごが上を向く角度にします。赤ちゃんをニプルにしっかりと含ませ、常にミルクがニプル内に溜まっていることを確認します。
体験談。ミルクを飲んでもらうために我が家が試したこと
ここからは、我が家の体験談です。
毎日500ミリしか飲まなかった生後1ヶ月過ぎの娘が、700ミリ、800ミリ…と飲むようになった経緯を紹介します。
ミルクの飲む量が少ないことに気づいたのは、生後1ヶ月を過ぎたころでした。
もともと低体重で産まれたので平均よりも小さいのですが、元気だし病気をしているわけでもなさそう…。
なのに、どうして飲んでくれないんだろう?
そこで、育児書やネットで調べたり、病院に聞いたところ、ミルクを飲まない4つの原因が分かりました。
- 哺乳びんのニプルが口に合わない
- ミルクの味が合わない
- ミルクの温度が合わない
- 飲ませるときの姿勢が良くない
早速見直してみて、その中でも特に効果があったと感じたのは、
・飲ませる姿勢を縦抱きにした
この2つでした!
哺乳びんをピジョンからNUKに替えた
もともと我が家では、ピジョンの「母乳実感」を愛用しています。プラスチック製の哺乳びんで、シリコンのニプルを使ったもの。
サイズ展開が多く、今でも重宝しています。
ピジョン 母乳実感 哺乳びん プラスチック 240mL×1個
ミルクを飲まなくなったのは、このニプルを受け付けなくなったからでは?と考え、思いきってNUK(ヌーク)製の哺乳びんに切り替えました。
NUKはドイツの赤ちゃんグッズメーカーです。
ピジョンに比べると商品数は少なく、取り扱いの店も限られますが、
NUKの公式サイトにあった、
ほ乳びん授乳でも「おっぱいを飲む技術」を使うことで、おっぱいと同じように舌やあご、口の周囲の筋肉が発達し、口腔の基礎が育まれ、生涯を通じた健康づくりに良い影響を与えます。成人してからの体の発達を考え、「おっぱい飲み」で鍛えるべきところを鍛えられるのが、ヌークのほ乳びんです。
NUKの公式サイトより
この言葉を信じて買ってみました。
両者のニプルを比較してみます。まずはピジョン。
ピジョンは丸みがあって全体的にふっくらした感じ。
一方、NUKは平らで先が尖った独特な形です。
正直、娘はピジョンに慣れはじめたところで、NUKのニプルを受け入れてくれるのか心配しましたが、すぐにミルクをゴクゴク。ちゃんと飲んでくれました。
飲むペースも早くなったと感じました!
飲ませる姿勢を縦抱きにした
生後1~2ヶ月の赤ちゃんにミルクを飲ませるとき、横抱きにしてあごを上に向けた状態が基本です。ただ我が家の場合、上に向けてもミルクがしっかり供給できてないようでした。
そこで病院で教わったのが、「縦抱きにして上あごの角度をつける」飲ませ方。
首がぐらつかないようしっかり支える必要がありますが、この姿勢にすることで、口をより大きくあけて飲んでくれるようになりました。
この方法に切り替えてから、ミルクを飲む量がじわじわ増えました。すぐに効果が表れてホッとしました。
ミルクを飲まない赤ちゃんは、哺乳びん・ミルクの味・温度・姿勢をチェック!
生後1~2ヶ月の赤ちゃんがミルクを飲む目安は、
- 1日8回以上飲む
- 1日に3~8回うんちをする
- 1日平均18~30グラムの割合で体重が増えている
引用:最新!育児新百科より(ベネッセコーポレーション刊)
これと照らし合わせて、「あれ?量が少ない?」と思ったら、下の4つのポイントを見直してみましょう!
- 哺乳びんのニプルを見直す
- ミルクの味を見直す
- ミルクの温度を見直す
- 飲ませるときの姿勢を見直す
こちらの体験談もどうぞ。
1つずつ原因を調べていけば、改善の兆しが見えてきます。パパママの皆さん!大変ですが、赤ちゃんの成長のため根気よく続けていきましょう!