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赤ちゃんを育てるのに、粉ミルクはとてもありがたいアイテムです。

ミルクだと必要なときに必要な量を作ることができます。母乳と違ってパパもミルクを飲ませられるので、赤ちゃんとのかかわりが増えて育児に積極的になります。
夫婦の絆もいっそう深まるでしょう。

 

でもミルクで悩ましいのが、調乳の温度
「お湯は何度に設定したらいい?」「冷ます温度は?」「そもそもどうやって冷ますの?」…など、いざ作るとなると疑問点がいっぱい。

アマシン
温度もどうやって計ったらいいんだろう?って思うよね

 

この記事は、ミルク作りに欠かせない温度の疑問についてお答えします。

 我が家が取り組んだ「時短ミルク作り」も少しだけ紹介しています!

これからミルクデビューをする新米ママパパの皆さんは、ぜひご覧ください。

 

ミルク作りに最適な温度は70~80度

ミルクの作り方は大まかに、

  1. 哺乳びんに粉ミルクを入れる
  2. 粉の量に適したお湯を注いで溶かす
  3. 湯冷ましして完成

…という流れです。

調乳するときのお湯の温度は、70度以上が一般的。これはWHO(世界保健機関)及びFAO(国連食糧農業機関)で推奨されています。

火傷に気をつけて、70°C以上にまで冷却した適量の沸騰させた水を、清潔で滅菌済みのコップあるいは哺乳ビンに注ぐ。

(乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインより)

なぜ70度以上なのか?
これは調乳時に発生する恐れがある細菌(Enterobacter sakazakii)の繁殖を防ぐのが目的です。

この菌が調製粉乳に混入する経路として、厚生労働省のサイトでは次の3パターンを説明しています。

  • 調製粉乳の製造に用いられる未処理の原材料からの混入
  • 殺菌後の製品や乾燥原料の汚染
  • 授乳前の調乳時に生じる汚染

可能な限り、殺菌済みで液状の市販の乳幼児用ミルクを使用するか、調製粉乳を調乳する際に、熱湯で溶かす、あるいは調製後に加熱する等の汚染のリスクを除去する手順で行うことが必要。

現在の技術では無菌の調製粉乳を製造することは大変困難ですが、専門家会合の勧告の中で、関係業者に対し調製粉乳の安全性を高めるために実施すべき事項が示されています。

(厚生労働省、育児用調製粉乳中のEnterobacter sakazakiiに関するQ&Aより)

 

粉ミルクメーカーのサイトでも、これにならって70度以上のお湯で調乳するよう説明しています。滅菌の他、粉ミルクを溶かす温度としても適しているようです。

はいはい(和光堂)
一度煮沸した70℃以上のお湯をやけどに注意しながらできあがり量の2/3ほどまで注ぐ。

ほほえみ(明治)
一度沸騰させたお湯を冷まして(70℃以上)使う。

すこやかM1(雪印ビーンスターク)
一度沸騰した70℃以上のお湯をできあがり量の約1/2ほど入れる。

 

お湯を沸かすには、鍋に水を入れて火にかけるよりも、電気ポットや電気ケトルを使った方がスピーディーです。

ちなみに我が家は、ティファール(T-fal)の電気ケトルを使用しています。
保温機能がないので沸かし溜めはできませんが、調乳に使うお湯の量は少ないのですぐに沸き、作るのに不自由しませんでした

アマシン
完ミの我が家は、1日5回以上ミルクを作るので、すぐにお湯ができる電気ケトルにして良かった!

 

 

飲ませる温度は人肌に近い38~40度がベスト

哺乳びんにお湯を注ぎ、粉ミルクが溶けるまで混ぜたら、あとは流水や保冷剤を使って冷ますだけ。氷を入れた容器の上に哺乳びんをゴロゴロ転がすと、ミルクの中までしっかり冷めます。

また、冷やした水道水やミネラルウォーターなどでお湯と割る方法もあります。

我が家も、流水で冷ますのは時間がかかるので、お湯を3分の2程度入れて混ぜて、残りを冷水を加えて作る「時短ミルク」をやってました。

詳しい記事はこちらをどうぞ。

 

赤ちゃんに飲ませるのに最適な温度は、人肌ぐらいの38~40度がベストです。

 温度が高すぎると、哺乳びんを傾けただけで先端からミルクが飛び出してしまうので気をつけて。

温度を確認するには、手首や腕の内側にミルクを少量たらします。ほんのり温かく感じる程度ならオッケー。

ポイント
使う二プルによってミルクが出にくいことがあります。その場合は、ニプルの先を少し指でつまんでしぼると出やすくなります

また、哺乳びんを首の後ろや手首の内側にあてて確認する方法もあります。

温度を知るための便利アイテム

でも、
「そんな方法で適温になるのか自信がない…」
「実際よりも熱かったらどうしよう…」

と気になる方もいると思います。

 

そこで、はじめのうちは、哺乳びんに貼って温度の具合が見た目で分かる「ミルクのみごろチェッカー」を使ってみましょう。
ミルクの溶かしごろ(70度)と飲みごろ(40度)が一目で分かります。ミルクの適温を肌感覚で知るには便利なアイテムです。

もっと温度を手っ取り早く測りたいなら、非接触タイプの温度計がおすすめです。
ただし、安いものだと予測値で計るので、正確性に欠けます。ある程度の機能があるものにした方が長く使えます。

どちらの方法にしても、毎日ミルクを作っていればおおよその温度が分かってきます。慣れればすぐに作れるようになります!

ただし、赤ちゃんによって好みの温度はいろいろ。
温度が少し違うだけで全く飲んでくれない子もいます。「人肌ぐらい」を目安に、赤ちゃんにピッタリな温度を見つけましょう。

アマシン
ミルクをゴクゴク飲んでくれたと思ったら、その温度が赤ちゃんにとって飲みごろ!

 

お湯で溶かすとき、冷ますときの温度をしっかり確認


ミルクを作るときは、温度のコントロールが大切です。

ポイントは次の2つ。

ミルク温度のポイント
・70度以上のお湯で粉ミルクを溶かす
・人肌に近い38~40度まで温度を下げる

温度を下げる場合、流水や保冷剤を使って哺乳びんを冷まします。お湯の量を減らして、その分冷水を加える方法もあります。

 

温度の確認方法は、

  • 手首や腕の内側にミルクをたらす
  • 温度を感知するシールを哺乳びんに貼る
  • 赤ちゃん用の温度計で計る

の3パターン。
簡単に調乳できる「時短ミルク」はこちらの記事をどうぞ!

 

はじめは戸惑うと思いますが、慣れたら感覚で分かるようになります。赤ちゃんが飲みやすい温度のミルク作り、ぜひマスターしましょう!

 

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