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「どのぐらいミルクを飲ませていいんだろう?」

「授乳間隔が空いたので、いつもより多く飲ませたら残しちゃった…」

 

赤ちゃんに与える母乳やミルクには、月齢に応じた授乳回数や適量があります。
このポイントを押さえておけば「1日に十分な量」の目安が分かります。

そこでこの記事は、赤ちゃんが必要な母乳やミルクの分量を月齢別に紹介します。

赤ちゃんが産まれたばかりの新米ママパパや、「生後10ヶ月だけど、このぐらいの分量で足りてるかな?」
という子育て中級者さんも参考になるはず。
日々の授乳を振り返るチェックツールとしてご活用ください。

母乳・ミルクの飲む回数と量は月齢で違う

母乳やミルクは赤ちゃんにとって大切な栄養源ですが、成長に伴い、飲ませる回数や量、授乳間隔は異なります。

 

例えば生後間もない新生児は、吸う力が未発達なので上手に飲むことができません。そのため授乳のペースは頻回です。
また生後4ヶ月頃の赤ちゃんは飲みむらが出てくるので、1回に飲む量が多かったり少なかったりします。

 

もし「全然ミルクを飲んでいない…」という場合も、1日のトータルで見たときに十分足りていれば心配ありません。

アマシン
だから月齢別に母乳、ミルクの適量を知っておく必要があるんだね!

1日の授乳回数と合計量をチェック


それでは、新生児から1歳6ヶ月までの各月齢ごとに見ていきましょう。
母乳なら1日何回吸わせるか、ミルクなら1日の授乳回数と合計量はどのぐらいなのか、下にまとめました。

この数字はあくまでも目安として留めておきましょう。赤ちゃんによって個人差があります。

アマシン
我が家の娘は低体重児で、1日に飲む量は平均よりもずいぶん少なかった!それでも7ヶ月あたりから飲む意欲が増して、スクスク大きくなったよ。

母乳・ミルクを飲まない赤ちゃんはどうすればいい?
この記事で紹介しています。

生後0~1ヶ月頃

まだまだ飲み方が分からず、途中で疲れて眠ってしまう頃です。授乳回数は1日8~15回が平均で、母乳は1回の授乳で片方5分以上。ミルクの量は1日560ミリ。間隔は気にせずに、欲しがったら授乳するスタイルで。

生後1~2ヶ月頃

新生児のときよりも吸う力が増し、一度に飲める量が増えてきます。授乳間隔も空いてきますが、まだまだリズムは整わないです。欲しがるときに飲ませましょう。授乳回数は1日8~10回が目安。母乳は1回の授乳で片方5分以上。ミルクの量は1日560~840ミリ

生後2~3ヶ月頃

満腹の感覚が分かりはじめ、自ら母乳やミルクを離すこともあります。1回に飲む量が増え、授乳間隔が3~4時間空いてきますが、赤ちゃんのペースに合わせて。授乳は1日6~8回。母乳は1回で左右合計10~15分を目安に。ミルクの量は1日720~960ミリ
授乳のリズムが定まらない赤ちゃんもいますが、そのときはミルクを足すなどで様子を見ます。
また、これまで授乳のたびに乳房が張っていたのが収まりだす頃でもあります。これは赤ちゃんの授乳間隔に合わせて、ママの体も変化している証拠です。

生後3~4ヶ月頃

授乳リズムが整い出します。多くの場合、3~4時間の間隔に。夜寝る前に飲んだら朝まで起きない赤ちゃんも出てきます。一方で、飲む量が日によって変わる「飲みむら」が出てくることもあります。
赤ちゃんによって飲む量や回数に個人差が出てくる月齢です。
母乳なら1日6~8回で左右合計10~15分。ミルクなら1日5~6回、量は1日1000ミリが目安。もし30分以上授乳が続いたり、飲む回数が多かったり、眠りが浅いようなら、母乳が足りないかも。ミルクを足して様子を見ましょう。

生後4~5ヶ月頃

母乳は1日6~8回で、左右合計10~15分。ミルクは1日4~6回程度、量は1日1000ミリ
授乳の間隔も決まってきます。遊び飲みをはじめる赤ちゃんも出てきます。泣いてるからお腹が空いているとは限らないので、あやすなどの方法で気分を変えてみましょう。
お風呂上がりの水分補給は基本的に母乳かミルクで。ミルクで1日の飲む量をオーバーしてしまうようなら、湯ざましや麦茶などに切り替えます。

生後5~6ヶ月頃

消化器官の機能が整ってきて、離乳食を始められる時期です。授乳は離乳食のあとで、欲しがるだけ与えます。母乳は1日6~8回で、左右合計10~15分。ミルクは1日4~6回ほどで、量は1000ミリ。離乳食に移行したとはいえ、この頃はまだ母乳&ミルクが栄養の中心です。

生後6~7ヶ月頃

母乳は1日6~8回で、左右合計10~15分程度。ミルクは1日4~6回、量は1000ミリ。離乳食は2回食に移行する時期ですが、栄養の9割以上はまだ牛乳とミルクなので、赤ちゃんが欲しがるだけしっかり与えます。

生後7~8ヶ月頃

1日2回食が基本になります。離乳食からの栄養は10~30%なので、それに応じて授乳の回数を調整していきます。離乳食+授乳は1日2回が目安。母乳は1日5~8回で、左右合計10~15分。ミルクは4~5回で、合計1000ミリぐらい。まだまだ母乳やミルクは大切な栄養源なので、しっかり飲ませましょう。

生後8~9ヶ月頃

食べられる食材が増えますが、栄養の中心は授乳から。食後の母乳、ミルクは飲みたいだけ与えます。母乳は1日5~8回で、左右合計10~15分。ミルクは4~5回を目安に、量は1000ミリほど。

 生後9ヶ月を過ぎる頃から、フォローアップ用ミルクに切り替えます。ごはんを食べる量が少ない赤ちゃんは、このミルクで1日の栄養を補います。

生後9~10ヶ月頃

授乳は1日5回が目安で、1回で左右合計5~10分。ミルクは1日あたり550~700ミリ
この時期は鉄分が不足しがちなので、もし必要なら牛乳の代わりにフォローアップミルクを与えましょう。離乳食で小松菜やほうれん草、レバーペーストなど鉄分を含むおかずが足りないなと思ったら、取り入れます。ただし母乳を十分に飲んでいる赤ちゃんなら、必ずしも必要ではないです。パパママの判断で決めましょう。

生後10~11ヶ月頃

離乳食が1日3回に移行する時期です。授乳は1日5回が目安。母乳の場合は1回で左右合計10~15分。ミルクの量は1日あたり550~700ミリ
まだまだ授乳が必要な時期です。離乳食を先に食べさせ、その後に母乳やミルクで栄養を補いましょう。一方、夜の授乳は栄養的には必要なくなります。寝かしつけの際は授乳以外の入眠儀式を取り入れてみます。

生後11~12ヶ月頃

1日の栄養の70%程度は、離乳食からとりたい時期です。授乳は1日5回。母乳の場合は1回で左右合計5~10分。ミルクの量は1日あたり550~700ミリ
授乳量や飲む回数が多すぎるなら見直しましょう。食べられる食材や量が増えることで、食後の母乳やミルクを飲まなくなる赤ちゃんが増えてきます。

生後12~18ヶ月頃

離乳食が完了期に入ります。母乳は1日2~5回で、1回あたり左右合計5~10分。ミルクは1日2~3回で200~600ミリが適量。発育が緩やかになるにつれ、食べる量が減ることもありますが、食べないからといって母乳やミルクを与えすぎるのは逆効果。お腹がいっぱいになって余計に食べられなくなります。

まとめ。体重の増え具合を確認して


先にも触れましたが、授乳回数や1回に飲む量は、同じ月齢の赤ちゃんでもペースが違います。
個人差があるのでおおよその目安として捉えましょう。

そうは言っても、「目安よりも飲む回数が少ない」「あんまり飲んでくれない」とママパパは気になるもの。
ポイントは赤ちゃんの体重の変化とふだんの様子を見ること
機嫌がよく、少しずつでも体重が増えていれば、多少飲む量や回数が少なくても大丈夫です。

最後に、粉ミルクメーカーが示している月齢別調乳量をもとに、表を作りました。目安としてご活用ください。

  

1日にミルク・母乳を飲む量
月齢 ミルク・母乳の量
生後1ヶ月(3.0~3.8㎏) ミルク560~840ml/母乳8~15回、片方5分以上
1~2ヶ月(4.8㎏) ミルク720~960ml/母乳8~10回、片方5分以上
2~3ヶ月(5.8㎏) ミルク720~960ml/母乳6~8回、左右合計10~15分
3~4ヶ月(6.8㎏) ミルク1000ml/母乳6~8回、左右合計10~15分
4~5ヶ月(6.8㎏) ミルク1000ml/母乳6~8回、左右合計10~15分
5~6ヶ月(6.8㎏) ミルク1000ml/母乳6~8回、左右合計10~15分
6~7ヶ月(7.7㎏) ミルク1000ml/母乳6~8回、左右合計10~15分(離乳食1回)
7~8ヶ月(7.8㎏) ミルク1000ml/母乳5~8回、左右合計10~15分(離乳食2回)
8~9ヶ月(8.0㎏) ミルク1000ml/母乳5~8回、左右合計10~15分(離乳食2回)
9~10ヶ月(8.4㎏) ミルク550~700ml/母乳5回、左右合計5~10分(離乳食2回)
10~11ヶ月(8.6㎏) ミルク550~700ml/母乳5回、左右合計5~10分(離乳食3回)
11~12ヶ月(8.8㎏) ミルク550~700ml/母乳5回、左右合計5~10分(離乳食3回)
12~18ヶ月(8.9~9.9㎏) ミルク200~600ml/母乳2~5回、左右合計5~10分

 

ぜひ1ヶ月おきにチェックして、赤ちゃんの成長の参考にしてください。

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