赤ちゃんや子どもの便秘に悩むママパパは多いですよね。
我が家も新生児から生後4か月のころ、度重なる便秘に悩まされてきました。
でも便秘はきちんと対策すればクセになりません!
次の3つのポイントをおさえることが大切。
それが
- 食事、睡眠の時間を守る
- 水分や食物繊維を摂る
- マッサージや適度な運動をする
この記事では、赤ちゃんが便秘にならないための対策を、子育て経験のある筆者が詳しく紹介します。
…といった悩みがすぐに解決できます。
すぐに簡単に取り組めて、赤ちゃんの便秘を解消できます。「知識として覚えておきたい!」というママパパもぜひご覧ください。
赤ちゃんの便秘に効果的な3つの対策
赤ちゃんは消化器官の発達が未熟なため、便秘になりやすい体質であることを押さえておきましょう。
また筋肉が未発達のため、便を出す力が弱く、いきむときに便秘になるケースもあります。
実際にこんな統計も出ています。
そのもの株式会社が実施した「赤ちゃんの便秘に関する調査」によると、「悩んだことがある」と回答したママは全体の65.8%に及びました。
※3年以内に離乳食期の子どもの子育てを経験したことがあるママ、1104名にインターネット調査(調査期間2020年6月12日~6月13日)
それだけ便秘は、赤ちゃんにとって切っても切り離せない関係にあることが分かります。
また「粉ミルク」が便秘の原因ということも…?詳細はこちらの記事をご覧ください。
…ですよね。
赤ちゃんが便秘になりにくい有効な対策として、
- 食事、睡眠の時間を守る
- 水分や食物繊維を摂る
- マッサージや適度な運動をする
この3つを心がけることがポイントです。
便秘になりにくい対策1:食事、睡眠の時間を規則正しく
赤ちゃんは生活リズムが少しでも狂うと体調に変化が出やすくなります。特に授乳や食事、睡眠のタイミングは、できるだけ時間がバラバラにならないよう規則正しい生活を送るようにしましょう。
例えば「授乳の間隔は3時間おき、午後5時にお風呂、午後8時にねんね」…など、毎日のスケジュールをおおまかに決めて、それに沿った生活習慣を身につけさせることが大切。
これにより毎日の生活リズムが生まれ、排便のタイミングも安定してきます。
便秘になりにくい対策2:水分や食物繊維を摂る
母乳・粉ミルク・離乳食の進み具合などによっても便の状態に影響が出ます。
特に離乳食をはじめてから便秘になる赤ちゃんは少なくありません。固形物に移行するため、うんちが硬くなることが多いからです。
そこで白湯やお茶、水で不足した水分を補います。あわせて繊維質の多い食事を摂るようにしましょう。イモや豆、葉野菜、リンゴ、プルーン果汁など食物繊維が多い食品を意識するようにします。ヨーグルトやオリゴ糖も効果的です。
ただし、繊維を摂りすぎると消化不良で下痢を起こすこともあるので、うんちの様子を見ながら量を加減しましょう。
赤ちゃんの水分補給にピッタリなミネラルウォーターは?下の記事で詳しく紹介しています!
便秘になりにくい対策3:マッサージや適度な運動をする
新生児は睡眠時間が長いので、運動不足による便秘を引き起こしがち。
また生後2~3か月の赤ちゃんは消化器官がある程度発達したことによって、腸内に便をためることができるようになります。そのため、便がお腹にとどまって出にくくなると言われています。
対策として効果的なのがマッサージ。「のの字」を書くようにおへそまわりを軽く押してマッサージする方法です。
腸を刺激することで、蠕動運動か活発になり便やおならが出やすくなります。朝起きた時や、お風呂上がりなど時間を決めてやってみましょう。
その他、はいはいやずりばい、赤ちゃん体操で股関節を動かすのもおすすめです。赤ちゃん体操は下の方法を参考にしてください。
- 1:赤ちゃんを仰向けにしたまま足の裏に手をポンポンと当てる
- 2:しばらくポンポンと当てた後、ふっと手の力を緩める
- 3:すると赤ちゃんが足でポンポンと押し返してくる(これを繰り返す)
足に力を入れる=お腹に力が入るので、腸の動きがよくなり結果的に排便が進むと言われています。
お風呂上がりなどに楽しみながらやってみましょう。
赤ちゃんが便秘かどうかを見極める方法
ところで、便秘の定義とはなんでしょうか?「3~4日お通じがない状態」などのイメージを持たれる方が多いと思いますが、実は便が出ていない日数だけで便秘と判断するのは間違い。
見極めには、毎日の便の回数や量を見た上で「いかにスムーズに出ているか」を知ることです。たとえ毎日便が出ていても、顔を赤らめて苦しそうにしている場合は便秘の可能性が高いと言えます。
ただし、次の場合は病院で診てもらったほうがよいとされています。こちらのチェックリストを参考にしてください。
◎便秘チェックリスト
- 排便がなく、発熱や嘔吐の症状がみられる
- 排便時にたびたび出血する
- 血便がみられる
- 1週間以上の便秘が続く
- お腹にガスがたまり苦しがる
- いきんでもなかなか排便できず、痛がって泣く
赤ちゃんにこういった症状が出ていないか、注意深くチェックしましょう。
赤ちゃんの便秘対策は規則正しい生活・水分と繊維質を摂る・マッサージを心がけよう
最後に、赤ちゃんが便秘にならないよう日ごろから気をつけておきたいことをまとめます。
- 1:食事、睡眠の時間を規則正しく
授乳や食事、睡眠の時間を決めておき、できるだけ不規則にならないように。こうすることで毎日の生活リズムが生まれ、排便のタイミングも安定してくる。 - 2:水分や食物繊維を摂る
離乳食に移行すると便秘の症状が出ることも。固形物の離乳食にくわえ、白湯やお茶、水などで不足した水分を補う。イモや豆、葉野菜、リンゴ、プルーン果汁など食物繊維が多い食品を摂るのも効果的。ヨーグルトやオリゴ糖もオッケー。 - 3:マッサージや適度な運動をする
「のの字」を書くようにおへそまわりを軽く押してマッサージ。腸が刺激されて便の通りがよくなる。はいはいやずりばい、赤ちゃん体操で股関節を動かすのもおすすめ。
赤ちゃんの便秘を見極める方法は、毎日の便の回数や量を見た上で「いかにスムーズに出ているか」を知ること。逆に毎日便が出ていても、顔を赤らめながらいきんでいる場合は便秘の可能性が高いと言えます。
赤ちゃんの生活を記した育児ダイアリーがあれば、ふだんの生活からどんな変化が出ているかをすぐにチェックできます。
赤ちゃんは成長過程で便秘になることは決して珍しくありません。ママパパさんはここで紹介した対策を取り入れながら、体に変化が起きていないか毎日チェックしましょう。
もし「便秘になってしまった!」という方は綿棒浣腸の方法を覚えておくと便利です。詳しくは下の記事をご覧ください。