この記事は、1歳の子どもにおすすめな絵本を紹介しています。我が家で愛用している絵本の中から「絶対におすすめできる!」ものだけをテーマ別にレビュー。どんな絵本を読ませたらいいか分からない…と悩むママパパは参考にしてください。

 

1歳の子供に新しい絵本を読ませてあげたい。
でも、どんな絵本が気に入ってくれるか分からない…と悩むママパパは多いと思います。

 


人気の絵本はネットで調べれば分かりますが、

それってウチの子、本当に読んでくれるの?

…と思いますよね。

また、同じ1歳でも月齢の違い成長の度合いシチュエーションによって、読ませたい絵本が変わってきます。
だから、人気の絵本だからといってあれもこれも手を伸ばすのはやめたほうがいいです。

 

そこで1歳10ヶ月の娘を持つ我が家が、これまでに読ませたものの中から、「長持ちしている!」「自信を持って勧められる」という絵本をピックアップ!

「ぺんぎんたいそう」を楽しそうに読む我が家の娘です

 

出版社や書店のレビューには書いていない、毎日の子育ての中から「これは使える」と感じた9冊を詳しく紹介します。

僕がおすすめするのはこちら。

※クリックで詳細を見れます。

1歳におすすめの絵本

次章から各絵本のおすすめポイントを紹介しています。

1歳向けの絵本をもっと知りたいママパパは絵本ナビがおすすめです。絵本のためしよみもできますよ。詳しい記事はこちらをどうぞ。

テーマ別、1歳におすすめの絵本9冊を紹介


絵本を読み始める月齢は、子供の成長にもよりますが「生後10ヶ月を過ぎた頃から」と言われています。

 

でもこの時期の赤ちゃんは、話す力や視覚がまだまだ成長過程。どんなタイプの絵本を与えたらいいのでしょうか?
児童書全般を扱う福音館書店は次の4つのテーマに当てはまる絵本を勧めています。

  • 身の回りのものを描いた絵本
  • 親子で遊びを楽しむ絵本
  • 音の響きやリズムを楽しむ絵本
  • 体を動かして遊ぶ絵本

二歳くらいまでの子どもたちが楽しめる絵本は、言葉との関係が大きいのです。子どもたちにさそいかけるような呼びかけや繰り返しの言葉、リズムや動きがあり響きのよい言葉に強くひきつけられます。

福音館書店「絵本の与えかた」より引用

福音館書店の「絵本の与えかた」

 

それでは、この4つのテーマに基づいて、我が家で実際に読んでいるおすすめの絵本を紹介します。

身の回りのものを描いた絵本

0~1歳の子どもにとって身の回りのものとは、食べ物・動物・乗り物。これらを描いた絵本の食い付きはスゴいです。

 

自分が知っているもの、生活の中で使っているものが登場する絵本は、大人が想像する以上の喜びを赤ちゃんに与えてくれます。

「くだもの」

タイトルのとおり、登場するのは果物だけ。スイカに始まり梨、ブドウ、リンゴ…と写実的に描かれたフルーツはどれもおいしそう。

ぶどうのつぶつぶがリアル!

 

文章もシンプルで、それぞれの名前と切り分けた果物を持つ親の手とともに「さあどうぞ」のセリフだけ。
まだ言葉が話せない1歳に満たない子どもも、思わずにっこりしちゃいます。

「さあ どうぞ」と優しく語りかけます

 

果物とカットしたものを分かりやすい絵で見せています。ラストを飾るのはバナナですが、ここにちょっとした楽しいしかけが…ぜひ読んでみてください。

「しろくまちゃんのほっとけーき」

シンプルで可愛らしい絵が人気のこぐまちゃんシリーズ。我が家も数種類そろえていますが、一番うちの娘の食いつきがいいのはこれ!
しろくまちゃんがおかあさんとホットケーキを作る話で、その過程がとても楽しいです。中でも見開きページのホットケーキを焼くシーン

ホットケーキの焼き上がる様子が可愛いです

 

ぽたあんとフライパンに具を垂らして、じわじわ焼けていく様子に大興奮!完成したら絵のホットケーキをつまんでモグモグします。あと卵を冷蔵庫から取り出すシーンでは、手がすべって卵を割っちゃうところで、必ず「あーあ」と残念がります。

「卵が割れちゃった」のシーンに赤ちゃんも注目

 

この一冊でいろんな表情を見せてくれます。おすすめの絵本です。

親子で遊びを楽しむ絵本

絵本を使って簡単な遊びをするのも、この時期の赤ちゃんにピッタリです。

 


絵本の中にいるキャラクターを探すなどの遊びが大好きなので、ママパパも「どーこだ?」「あ!あったー!」とおおげさに楽しみましょう。おおげさにやるくらいが赤ちゃんにはちょうどいいですよ。

「きんぎょがにげた」

水そうから飛び出したきんぎょが、いろんなところに隠れます。カーテンの模様と同化したり、キャンディの入れ物の中にまぎれたり…次から次へと隠れちゃいます。さて一体どこにいるかな…?

きんぎょが花びらになっちゃった!

 

ページをめくるたびに難易度が上がって、最後のページはたくさん泳ぐきんぎょの中から見つけないといけません。といっても繰り返しやればすぐに覚えます。(うちの娘もあっという間に覚えちゃいました)
この絵本が楽しいのは「どこにいったかな?」「ここ!」という親子のやりとり。いっぱいコミュニケーションがとれる絵本ですよ。

 

また我が家では、きんぎょ以外の物当てゲームも楽しんでいます。「キリンさんどこにいる?」と娘に聞いて指差しをしてもらいます。

このページだけで3分遊べます

 

ほのぼのとした絵が娘はお気に入りみたいです。

「だるまちゃんとてんぐちゃん」

仲良しのてんぐちゃんが身につけている物を見て、だるまちゃんはお父さんに同じ物を欲しいとせがみます。お父さんはいろんなうちわや靴を持ってきてくれますが「こんな形じゃないんだけどな…」と考え、だるまちゃんはあることをひらめく…というお話。

てんぐちゃんの真似っこをするだるまちゃん

 

始めにうちわ、次に帽子、靴…といろんなリクエストに応えようとするお父さんの姿も可愛いです。

たくさん帽子を出してくれたおとうさん

 

このページはただ読むのではなく、たくさん出した物の中から「◎◎ちゃん(くん)は何が好き?」と子どもに選んでもらうという遊びもできます。

「たまごのあかちゃん」

小さいたまごに大きいたまご。たまごの中で動物のあかちゃんが遊んでるようです。「はやくでておいでよ」の言葉に促されるように、ページをめくるとヒヨコやカメ、ペンギンなどのあかちゃんが鳴きながら出てきます。

ダイナミックな色づかいも魅力です

 

最後はとても大きなたまご。この中に隠れてるのはどんなあかちゃん…?
「ピイピイ」「ニョロニョロ」などの鳴き声とともに元気にたまごを割って出てくるあかちゃんが可愛いです。

へびのあかちゃんがニョロニョロ

 

めくるたびに「次は何が出てくるんだろう?」とワクワクすることうけあい!カラフルな色づかいもページごとに変化があって大人も元気をもらえる1冊。

音の響きやリズムを楽しむ絵本

赤ちゃんは単純な音やリズムの繰り返しが大好きです。繰り返しって飽きそうなイメージですが、「来るぞ来るぞ…来たー!」っていう期待と必ず来る安心感がいいのかもしれませんね。

「ぱかっ」

「たまごさん たまごさん」「おべんとうさん おべんとうさん」の言葉とイラスト。ページをめくると「ぱかっ」の音とともにユニークなイラストが広がります。ぱかっぱかっの音がどんどん楽しくなってくるはず。僕はぱかっの前に「せーの」とアレンジを入れてます。これでワクワク感が高まるかな~と。

思いもよらない「ぱかっ」を見せてくれます

 

個人的には「うさぎさん うさぎさん」のページが大好き。ぱかっの後にまさかそんな変化があるとは…!ウチの娘もキャハハハと笑ってます。

うさぎさんが一体どうなるのか?ぜひ読んでみてください

 

可愛いイラストと明るい色づかいなので、赤ちゃんも釘付けになること間違いなし。文字が少ないので大人も読ませやすいです。

「いないいないばあ」

「松谷みよ子 あかちゃんの本」シリーズのいないいないばあです。評判は高いし聞いたことあるしで生後11ヶ月頃に買い与えたのですが、当時は全然見向きもしませんでした。

いないいない~のリズムが楽しいです

 

子どもが興味を持ち出したのは1歳5ヶ月を過ぎた頃。クマやキツネ、ネズミが「いないいない…」といってページを開けたときの「ばあ」の顔に声を上げて笑うようになりました。

この表情!これに子どもは引き付けられます

 

表情豊かな動物のイラストに思わず笑顔になってしまいます。中でも小さいネズミがいないいないばあを仕草はとても健気で可愛いです!娘も一緒にいないいないばあのマネをして動物たちと遊んでいます。

体を動かして遊ぶ絵本

「親子で遊びを楽しむ」よりもダイナミックに体を使って運動できる絵本もおすすめです。本を床に広げたまま体を動かすので、サイズが大きくてページを開いた状態が保てる絵本がいいですね。

「ぺんぎんたいそう」

ペンギンの親子が「ぺんぎんたいそう はじめるよ」を合図に、深呼吸から首の運動、腕の運動、大ジャンプまで教えてくれます。

シンプルなデザインも素敵です

 

絵がシンプルで読むだけでもホンワカしますが、おすすめはやっぱり一緒にマネすること!良い運動になるし、よりいっそう親子のコミュニケーションが図れます。

子どもが楽しいジャンプのシーン

 

最後のページの大ジャンプはまだ子どもには難しいので、パパが体を持ち上げて「たかいたかい」をするのが◎。絶対に楽しんでくれますよ!

「だるまさんシリーズ」

コミカルな動きと独特な絵が可愛い「だるまさんシリーズ」。「が・の・と」の3冊とも赤ちゃんにおすすめです。

子どもも一緒にユラユラ~

 

「だるまさんが~」と横にユラユラ揺れながら次のページをめくると、想像もつかないユーモラスな絵にニコニコすること間違いなし!読むだけじゃなく、一緒にだるまさんと合わせて横揺れしましょう。お気に入りの人形を揺らすのもいいですね。

ダイナミックな「て」!

 

写真は「だるまさんの」。手や口、毛などの部位をダイナミックに見せてくれます。親も負けじと大げさに揺らしたり声を上げて驚かしたり、楽しんでみてください!

1歳児には絵本を自由に見せてあげよう


意思の疎通が十分にできない赤ちゃんに対して、どうやって絵本を読ませたらいいのか、悩むママパパは多いと思います。

絵本を舐めたりかんだりして…関心がないのかな?
パラパラめくってるだけでちゃんと読んでるか不安…

これについて、福音館書店のサイトでは次のようにアドバイスをしています。

この時期は「赤ちゃんと遊ぶつもりでゆったり」とした読み聞かせを心がけてください。初めて絵本と出会う赤ちゃんにとって、絵本はお母さんやお父さんと遊ぶおもちゃのようなものです。無理に始めから終わりまで読み聞かせしようとしたり、赤ちゃんが集中して見ていないからといって焦ったりしないでください。

このぐらいの月齢は絵本を読むという感覚よりも、絵を見て楽しんだり単なるおもちゃという認識かも。大人のように読んでくれないのは当たり前と思うぐらいの気構えがいいかもしれません。
また、最初から順番に読んでくれないのも、0~1歳児にはあるあるの傾向です。

 


とはいえ絵本をめくるという行為は興味を持っている証拠!そのままのスタンスでいきましょう。いっぱい絵本を見せて一緒に楽しむことが親子のコミュニケーションアップにつながります。

例えば子どもがパラパラとページをめくって、そこにお花の絵があったら「お花きれいだね」と伝えるだけでオッケー。絵本を一緒に楽しく見ることがこの月齢には大切です。

我が家の娘は絵本を選ぶようになりました

 

我が家の娘も1歳になりたての頃はまさにこんな感じでしたが、今では絵本を持ってきて読んでと催促するようになりました。

「全然読んでくれない!」と悲観的にならずに、まずは絵本を使って親子のコミュニケーションを図ってみましょう。

絵本は親子のコミュニケーション作りにおすすめ

赤ちゃんは一般的に生後10ヶ月頃から絵本に興味を示すと言われています。

読み始めの絵本としてふさわしいテーマは、

  • 身の回りのものを描いた絵本
  • 親子で遊びを楽しむ絵本
  • 音の響きやリズムを楽しむ絵本
  • 体を動かして遊ぶ絵本

これらのテーマに当てはまる、我が家で長く遊べている絵本は次の9冊です。
※クリックで商品ページへ飛びます。

1歳におすすめの絵本

親子のコミュニケーションに役立つ9冊です。お子さんに合ったピッタリな絵本を見つけてくださいね。

 

ママパパの口コミを見たい」、「他の絵本のおすすめはないの?」という方は、絵本総合サイトの絵本ナビが便利。それぞれの絵本について、参考になるレビューがたっぷり紹介されています。
絵本選びに役立つサイトなので一度ご覧ください。

絵本ナビの詳しい解説はこちらの記事をどうぞ。

 

親子でもっと絵本を楽しみたい!という方はアプリ「みいみ」がおすすめ。

読み聞かせアプリ「みいみ」

 

プロのナレーターが絵本の読み聞かせをしてくれるので寝かしつけにピッタリ。
また物語のセリフの一部を吹き替えることもできます。例えば親子で役を決めて遊んだり、保存した子どもの声を家族で楽しんだり…ということも!



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