この記事は粉ミルクによる赤ちゃんの便秘について、その原因と対処法を詳しく紹介しています。
赤ちゃんは成長過程で便秘になるケースが少なくありません。さまざまな原因が考えられますが、実は「粉ミルク」の摂取が便秘を引き起こすこともあります。
ミルクで授乳しているママパパにとっては頭を抱えたくなりますよね。我が家も混合授乳から始めて、生後3か月を過ぎてから完全ミルクへ。便秘になる確率が高くなりました。
でも、ミルクメインで子育てしても赤ちゃんが便秘になりにくい方法があります!それは、
- 快便しやすい粉ミルクを選ぶ
- オリゴ糖を摂取する
…この2つです。
この記事は「ミルクの授乳で赤ちゃんの便秘に悩んでいる」というママパパさんに向けた対処法を紹介しています。簡単に取り組めるのでぜひ参考にしてください。
粉ミルクが便秘を引き起こす原因は乳糖不足
「粉ミルクが便秘になりやすい」のはなぜか?その原因について、ベネッセの「たまひよ」では次のように説明しています。
母乳はミルクに比べて乳糖が多く含まれているため、腸内のビフィズス菌が活性化されて排便が促されます。そのため緩いウンチになりやすく、回数も多くなる傾向があります。
ミルク育児の赤ちゃんのウンチは母乳育児の赤ちゃんに比べてややかためで粘り気があり、回数も少なめです。
ここに書いてある「乳糖」とは、牛乳から精製して作られる糖類のこと。砂糖のように甘くはなく、ほんのりとした甘さです。乳糖は腸内細菌の働きを促す効果があり、整腸作用をもたらします。
粉ミルクにはこの乳糖が不足しているため、赤ちゃんの便が出にくく、便秘が起きやすい…というわけです。
粉ミルクでも便秘にならない改善策
それでは粉ミルク派のママパパさんは、どうすれば赤ちゃんの便秘を減らすことができるのか。ポイントは乳糖を効果的に摂取することです。
対処法1:快便しやすい粉ミルクを選ぶ
乳幼児用の粉ミルクは国の「特別用途食品」に指定されており、原材料の配合割合など厳しい基準をクリアしています。
メーカーは成分基準値を満たした上で、より母乳の成分に近づけようと独自の研究を重ねて粉ミルクを作っています。つまり同じ粉ミルクでも、メーカーによって含まれている成分が異なるわけです。
快便しやすい粉ミルクについて、Yahoo!知恵袋で調べてみました。その中でもっとも「便秘が改善できた」の声が多かったのは、
「快便に効果あり」という意見が見られました。
【Yahoo!知恵袋の回答より抜粋】
はいはいとバランスミルクには、母乳に含まれるガラクトオリゴ糖が配合されています。
ガラクトオリゴ糖とは消化管内でビフィズス菌を増加させ、整腸作用を促すオリゴ糖です。便性改善、ミネラル吸収促進などの機能があることが研究によって明らかにされています。
「はいはい」に配合しているオリゴ糖は、母乳にも含まれるガラクトオリゴ糖を配合しています。
ビフィズス菌を増やすオリゴ糖は、たくさんの種類があります。アイクレオのミルクは、母乳にも含まれるガラクトオリゴ糖を配合することにこだわりました。母乳で育てている赤ちゃんのうんちを、めざしています。
ちなみに「はいはい」にはガラクトオリゴ糖が2.3g、「バランスミルク」には0.5gがそれぞれ配合されています(100g当たり)。
もし現在お使いの粉ミルクで便秘がち、という場合ははいはいやバランスミルク
を試してみるのもいいかもしれません。
対処法2:オリゴ糖を摂取する
ミルクと並行してオリゴ糖を与えるのも1つの方法です。
オリゴ糖には、腸内の善玉菌を増やし腸の活動を促してくれる作用があるため、便秘改善効果が期待できます。粉ミルクや白湯(さゆ)に混ぜて与えるといいです。1日あたり0.5g〜1g程度が目安。
純度の高いオリゴ糖は口内で消化されにくい成分なので虫歯の原因になりにくく、まだ離乳食を始めておらずミルクや母乳しか飲んでいない赤ちゃんにも安心して使えます。
Yahoo!知恵袋では、ミルクをあげるときにオリゴ糖のシロップを加えて与えると快便しやすい、という意見がありました。
ここからは楽天市場で人気の高い、赤ちゃんにおすすめのオリゴ糖を紹介します。
◎赤ちゃん向けおすすめオリゴ糖:「オリゴ75」←クリックで商品ページへ

取り扱い店「サプリエ楽天市場店」のサイトより
シロップタイプで溶けやすい無添加のガラクトオリゴ糖です。
お湯で溶かしたり、粉ミルクにそのまま混ぜて飲ませることができるので簡単!シロップだから「溶けにくい」「湿気やすい」といった悩みもありません。
◎赤ちゃん向けおすすめオリゴ糖:「おこさま用カイテキオリゴ」←クリックで商品ページへ

販売元「北の快適工房」のサイトより
2019年のモンドセレクションで金賞を受賞した「日本一売れているオリゴ糖」が子供用として発売!腸内のビフィズス菌のバランスに合わせて複数種類のオリゴ糖をブレンドしているので、赤ちゃんの無理なくスッキリを促します。
粉末タイプで1ヶ月分。月齢にあわせて1日0.5g~3g飲ませるだけ。簡単です。
「いま使っている粉ミルクを替えたくない」というママパパさんは、
ここで紹介したオリゴ糖を試してみましょう。
まとめ、粉ミルクの便秘は乳糖の摂取で解消できる!
最後に粉ミルクによる便秘の原因と対処法をまとめました。
◎便秘になる原因
→粉ミルクは母乳に比べて、腸内細菌の働きを促す乳糖が不足しがち。そのため粉ミルクを飲む赤ちゃんは便秘になる確率が高い。
◎便秘の対処法
→母乳に含まれているガラクトオリゴ糖を摂取する
具体的な対処法として、
- ガラクトオリゴ糖を多く含む粉ミルクに替える
和光堂のはいはいやアイクレオの「バランスミルク」
が効果的、という口コミが多い。※個人差はあります。
- 粉ミルクと並行してオリゴ糖を摂取する
中でも「オリゴ75」と「おこさま用カイテキオリゴ」
が赤ちゃん用として人気。オリゴ75はシロップタイプ、おこさま用カイテキオリゴは粉末タイプなので、好みに合わせて。
赤ちゃんは体内環境が未発達のため、便秘になることは珍しくありません。
ママパパさんは「赤ちゃんのうんちがなかなか出ない」と不安になりますが、まずはこうした対処法を採り入れながら様子を見てみましょう。
ここで紹介した便秘解消アイテムを下にまとめました。
◎粉ミルク
◎オリゴ糖
大切なお子様の無理のないスッキリのために『おこさま用カイテキオリゴ』
その他、便秘に関連する記事を下にまとめました。ぜひ参考にしてください。